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東京大学における男女平等

東大における男女平等・男女共同参画に向けた取り組みのまとめ。

今回は、東京大学の「Tottoko Gender Movement/とっとこジェンダームーブメント」というサークルを紹介します。 Tottoko Gender Movementは、東京大学の学生が、大学から性差別や性的暴力をなくすためのアクションを起こすサークルです。キャンパス内で男女平等を達成することを目標としています。

サークルのFacebookページには、サークルの名前の由来について「とっとこハム太郎は、ハムスターやウサギなどの小動物の歩き方を擬音語で表現したものです。一歩は小さいかもしれませんが、ゆっくりでも着実に進歩していこうという考えです。」と書かれています。

ゆっくりでも着実に進む、つまり時間とともに規模を拡大させていくという考え方は、サークルの「東京大学から社会を変える」というモットーにも反映されています。

 

Tottoko Gender Movementは2018年に設立されました。その活動には、セミナー、ディスカッション、毎月の読書会など、男女共同参画に関するアクションが含まれます。特に、新入生オリエンテーションなどキャンパス内のイベントにおいて、メンバーが作成したハンドブックを配布することにより、性的同意の意識を高めることに重点を置いています(写真1)。これまでに、約1000部が学生ボランティアによって配布されています。

 

このハンドブック(写真3)は、「沈黙を言葉と行動に変える」ために2015年に設立された、東京を拠点とするフェミニストNGOであるChabujoと共同で作成されました。また、Tottoko Gender Movementは、キャンパス内のダイバーシティ、ジェンダー・マイノリティのインクルージョンを推進する東京大学の学生団体TOPIA(写真4)とWebサイトを共有しています。 2019年6月には、Tottoko Gender Movementは上智大学で開催されたセクシャル・ハラスメントに関するイベントに参加し、ジャパンタイムズに掲載されました(ミシャ・ケイド氏による記事「東京の大学生へ「性的同意」の意識を広める」参照)。


Tottoko Gender Movementは、性別/セクシュアリティ/性差別/性的暴力をについて関心がある学生が協力し、より良いキャンパス作りに向けてアクションを起こせる場所です。メンバーは、お互いの知識や経験、リソースを共有しながら、自分のさまざまな興味に基づいて行動をすることができます。Tottoko Gender Movementは、あらゆるバックグラウンド(学年、性別、国籍)の学生を歓迎しています。詳細については、TottokoのWebページをご覧ください。

とっとこジェンダームーブメント

最終更新: 2020年11月22日

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