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IEL「ジェンダーシリーズ」
最終更新: 2020年10月16日
第二部:男女平等に向けた進捗状況の分析-政策立案ワークショップ
2回目のワークショップでは、焦点を「ジェンダー概念の理解」から「ジェンダー概念の分析」に移しました。
目的は、(i)ジェンダーが個人レベルと組織レベルの両方で意思決定にどのように影響するかを分析し、
(ii)産学におけるジェンダー関連政策に対する改善案を提案することでした。
政策立案中の様子
目的(i)を達成するために、東京大学男女共同参画室およびNGO WomEnpowered Internationalからゲストスピーカーを招待し、学術または産業分野での意思決定とジェンダーとの関係についての見解を共有して頂きました。並行して、ワークショップの前に、GSDMの学生を対象にオンライン調査を実施しました。この調査では、性別がさらなる研究、家族の育成、キャリア開発などの主要な人生の選択にどのように影響するかを調査しました。約25人の回答者が参加し、結果はIEL中に共有されました。これらの2つのアプローチにより、性別と、個人および組織の意思決定との関係を検討することができました。
目的(ii)を達成するために、私たちは政策シナリオゲームを編成しました。 15名の参加者は2つのチームに分かれ、日本の学術界または産業界での男女共同参画を促進するための架空の(意図的に欠陥を付けて設計された)政策が提示されました。 1つの政策は、学術界での極端なアファーマティブアクションに焦点を当て、もう1つの政策は、産業界でのジェンダーブラインド採用に焦点を当てました。参加者は、欠陥を特定し、政策を修正または拒否することを決定した後、改善案または代替の政策の提案を求められました。
今回のワークショップは、グループプレゼンテーションで締めくくられましたが、その後のディナーでも議論が続きました。事後アンケートによれば、数人の参加者(男性と女性の両方)がワークショップに励まされ、刺激を受けたと報告しており、目的は達成されました。
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