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東京大学で活躍する女性研究者・学生たちを紹介します。

Story 10: Leilei

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Q1. 出身はどちらですか(国または日本の都道府県)。 大学内での所属はどちらですか。

中国 / 工学系研究科精密工学専攻です。

Q2. なぜ東京大学を選びましたか。 あなたにとって最も魅力的なポイントは何ですか。また、もしあれば、東京大学の学生であることの短所は何だと思いますか。

私は最初の大学(学部)に入学したときから、日本へ留学して勉強しようと考えていました。東京大学が日本でトップであり最も有名な大学であることは知っていましたので、私は東京大学するために頑張りました。東京大学の最も魅力的な点は、総合大学であり様々なバックグラウンドを持つ留学生にとてもオープンなことです。なので東京大学では視野が広げられるし、たくさん学べると思いました~。欠点としては、修士・博士課程の学生がお互いを知り、意見を交換する活動があまりないことです(特に専攻が異なる場合)。また、日本人学生はシャイな人が多く、留学生と話すことができないので、なかなか友達になれません(笑)。

 

Q3. 東京大学にあなたのロールモデルはいらっしゃいますか。いらっしゃる場合、その方はどのようにあなたに影響・刺激を与えていますか。

ロールモデルは私の教授(指導教員)です。韓国人の方ですが、日本語も英語も流暢に話すことができ、とてもオープンマインドで面白い教授です! 先生はいつも、まず研究に対する私たちの意見を聞いてから、とても建設的なコメントや提案をしてくれます。さらに、先生はとても勤勉で、いつも私たち若い学生を励ましてくれます。

Q4. キャンパス内での一番お気に入りの場所を教えてください。

富士山と東京タワー、スカイツリーを同時に眺めることができる駒場リサーチキャンパスのIIS(Industrial Institute of Science)の7階です。

Q5. あなたの研究テーマを一文で教えてください。研究で最もわくわくする瞬間や魅力的なことを教えてください。 

私の研究テーマは、抗体を検出する多孔質マイクロニードルセンサーの作製です。これは、多孔質マイクロニードル(人間の皮膚に無痛で注射でき、皮膚間質液を抽出する微小な針)を抗体検出用センサーと一体化した初めての研究です。私は、多孔質マイクロニードルの新しい作製方法を提案し、マイクロニードルと一体化した抗SARS-CoV-2 IgM/IgG抗体を免疫学的に測定するバイオセンサーを新たに設計することに成功しました。最もわくわくした瞬間は、私が開発した多孔質マイクロニードルパッチセンサーが機能し、in vitro試験で抗SARS-CoV-2 IgM/IgG抗体の検出に成功したときです。

 

Q6. 大学院生として困難に直面したことがありますか。ある場合には、 どのようにそれらを克服したか、教えてください。

研究に行き詰まり、博士課程をあきらめそうになったときは絶望的な気持ちになりました。研究室のメンバーや友人、両親に相談し、乗り越えました。

Q7. 海外の大学での経験がおありでしたら、東京大学とのキャンパスの文化の違いを教えてください。

私は学部3年の1年間を千葉大学で過ごしました(日本ですね、すみません)。

東京大学のキャンパスの文化は千葉大学よりもオープンでグローバルな印象ですが、千葉大学にはイングリッシュハウスという留学生と日本人学生が集まって英語・日本語で会話できるリラックスできる素敵な場所があります。私はいつもそこに行って、たくさんの留学生と日本人の友達を作りました。

Q8. (あなたが女性の場合、)あなたの周りの男子学生や男性教員に対して、ジェンダーの観点で何か改善してほしいこと、あるいは配慮されていると感じることはありますか。 

ほとんどのときは大丈夫だけど、研究室のメンバーに「君は女の子だから、xxxxxxは知っているよね」と言われることがあり、ちょっと嫌な気分になることがあります。

 

Q9. あなたに、東京大学でまさに学び始めようとしている妹がいると想像してみてください。 彼女にどんなメッセージやアドバイスを送りたいですか。

あなたのやりたいことをして、時間を無駄にしないように~!

#HerUTokyo

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