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東京大学で活躍する女性研究者・学生たちを紹介します。

Experience 6: Reina

6. Reina Yoshizaki_photo.png

Q1: 出身はどちらですか。 大学内でのご所属はどちらですか。

東京都出身,工学系研究科人工物工学研究センター

 

Q2: 大学入学から、現在のポストに就かれるまでの経歴を可能な範囲で教えてください。

2013年4月 前期教養学部理科一類入学 

2015年4月 工学部機械工学科進学 2017年3月 卒業

2017年4月 工学系研究科機械工学専攻博士前期課程入学 2018年9月 修了 

2018年9月 工学系研究科機械工学専攻博士後期課程入学 2021年9月 修了

現在 工学系研究科人工物工学研究センター助教

 

Q3: キャンパス内での一番お気に入りの場所を教えてください。

レーザのある実験室と2号館の図書室の奥がお気に入りでよくいる場所です.あまり行けないのですが,建築学科の図書室や三四郎池の周りも好きです.

 

Q4: なぜ東京大学を選びましたか。 あなたにとって最も魅力的なポイントは何ですか。また、もしあれば、東京大学の研究者であることの短所は何だと思いますか。

将来の選択肢の範囲を広げる選択だと思ったからです.高校生の頃は,教養学部があるということを魅力に魅力を感じていました.今最も魅力的だと思うところは,東大は人材と機会に恵まれているところです.周囲の人たちに凄い方が多いことが刺激になりますし,たくさんの学びを得ることができます.

私にとっての短所は周りの人が凄すぎて,自分の至らなさに落ち込むことがあるときがあることかもしれません.

 

Q5: 海外の大学での経験がおありでしたら、東京大学とのキャンパスの文化の違いを教えてください。

イタリアのミラノ工科大学に半年だけですが留学で滞在しました.分野による違いもあるかと思いますが,研究活動にかける時間が東大とでは違うと思います.東大のほうが圧倒的に夜間や土日など関係なく研究する人が多い印象です.これはヨーロッパでは安全管理の意識が非常に高いことが影響しているかもしれません.

また,これはイタリアの文化だと思いますが,ランチやコーヒーにかける情熱が強いです.私のいた部屋には良いエスプレッソマシーンがあったのですが,コーヒータイムには人が集まり,にぎやかでした.また,仲いいメンバーでランチの時間に少し(かなり)遠出しておいしいものを食べに行く,ということもよくしていました.

職場ではビジネスライクなお付き合いをしてプライベートの時間を大切にする,というのが欧米の文化なのかな,と勝手に思っていたのですが,大学の職場は和気あいあいとしていて,休日も学生・先生の垣根を越えて仲良くしていました.

 

Q6: あなたのロールモデルはいらっしゃいますか。いらっしゃる場合、その方はどのようにあなたに影響・刺激を与えていますか。

大学院での指導先輩です.研究に打ち込む姿や学びに対する姿勢に感銘を受け続けています.なかなかその先輩のようにはなれないですが,一つの目標として刺激を受けており,特に疲れてしまったり怠けたくなったりしたときに,原点に立ち返って奮起するきっかけになります.

 

Q7: あなたの研究テーマを一文で教えてください。研究において最もわくわくする瞬間や魅力的なことを教えてください。

透明材料と光の相互作用を明らかにし,社会に役立つレーザ加工技術を創出することです.研究において最もわくわくするのは,(エラーではない)予想もしていなかったような実験結果が得られるときです.

 

Q8: 東京大学の研究者としての生活がどのようなものかを表す、3つのキーワードを教えてください。

こつこつ(地道に),わくわく(楽しみながら),どんどん(先を目指す)

 

Q9: 研究者として困難に直面したことがありますか。ある場合には、 どのようにそれらを克服したか、教えてください。

今直面していて,まだ戦っています.

 

 

Q10: ご自身の生活と研究とのバランスに関して、困難に直面したことがありますか。ある場合には、 どのようにそれらを克服したか、教えてください。

家庭の生活リズムと研究における生活リズムが合わない問題は多く発生しました.介護などで時間を取られた時には少し研究をペースダウンしました.研究活動は生活に合わせてコントロールすることは可能です.

また博士論文執筆中などは家族に我慢を強いたのですが,その後もなかなか生活リズムを合わせることが難しいため,一人暮らしを始める,という少し強引な方法で解決を試みました.大学近くに引っ越すことで移動に割いていた時間が使えるようになったため,生活リズムの不一致という問題だけでなく,個人の健康維持にも役立つ,根本的に良い解決方法だったと思います.

 

Q11: もし、もう一度やり直すチャンスがあったとしても、同じキャリアを選びますか?

やり直す,ということは選択の時点でその先に起こりそうなことを知っている,ということなので,違う道を選ぶと思います.既に美味しいレストランを知っていても,行ったことのないおいしそうなレストランを試したくなるのと同じ気持ちです.

Q12: あなたに、東京大学でまさに研究生活をスタートさせようとしている妹がいると想像してみてください。 彼女にどんなメッセージやアドバイスを送りたいですか。

何事もどうせするなら全力で打ち込んで!

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