東京大学で活躍する女性研究者・学生たちを紹介します。

Experience 5: 溝呂木

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Q. 出身はどちらですか。大学内でのご所属はどちらですか。

A. 東京都出身です。
東京大学大学院学際情報学府の博士後期課程に在籍しています

Q. 大学入学から、現在のポストに就かれるまでの経歴を可能な範囲で教えてください。

A. 上智大学で学士号を得た後、朝日新聞に13年間所属し、記者として働きました。その間、2年休職し、カリフォルニア大バークレー校で公共政策学の修士号を取得しています。ネットメディアを経て、国際NGOで働いているときに、東京大学で博士課程を始めました。現在はイスラエルにあるヘブライ大で研究員もしています。

Q. なぜ東京大学を選びましたか。 あなたにとって最も魅力的なポイントは何ですか。また、もしあれば、東京大学の研究者であることの短所は何だと思いますか。

A. 専門に近い研究をしているアドバイザーがいたからです。またキャンパスが自宅から近く、私大より授業料が安かったことも考慮した点です。清潔で比較的新しい建物のコモンズは研究に打ち込める素晴らしい環境です。

私の研究分野は、いまは自分の頭とインターネットとパソコンがあれば、ほぼどこでも進められます。所属がどの大学かより、どのようなアドバイザーや同僚から知見を得られるかが、重要だと感じています。

Q. あなたのロールモデルはいますか。いる場合、その方はどのようにあなたに影響・刺激を与えていますか。

A. 特定のロールモデルはいません。安定した朝日新聞社を辞めることも、バークレーで修士号をとることも、働きながら30代後半で博士を始めることも、その途中でイスラエルのプロジェクトに参加することも、日本の社会では、例外中の例外でしょう。女性であれば、なおさらです。前例踏襲を好み、同質性が高く、同調調圧の強い日本社会ですが、自分の信念を曲げず、楽しみつつ、不断の努力を重ねて、キャリアを積んできました。

Q. キャンパス内での一番お気に入りの場所を教えてください。

A. コモンズです。

Q. 東京大学の研究者としての生活がどのようなものかを表す、3つのキーワードを教えてください。

A. 自由、責任、誇り。

Q. あなたの研究テーマを一文で教えてください。研究で最もエキサイティングな瞬間や魅力的なことを教えてください。

A. フェミニズムの日本の報道です。
過去の研究蓄積を学び、データを集め、研究手法を選び、洗練させ、独自の論を展開させる、すべてが楽しいです。

 

Q. 研究者として困難に直面したことがありますか。ある場合には、 どのようにそれらを克服したか、教えてください。

A. 膨大な文献の講読と論文執筆。とにかく時間が足りません。それでも、嫌がらせをしてくる上司らに精神をすり減らすこともあった会社員生活に比べれば、研究生活は天国のように感じています!企業でもアカデミアでも、つくづく一緒に仕事をする人たちの人柄が一番大切だと思っています。一番重視しています。

Q. ご自身の生活と研究とのバランスに関して、困難に直面したことがありますか。ある場合には、 どのようにそれらを克服したか、教えてください。

A. パートナーの理解があるので、ありません。

Q. あなたに、東京大学でまさに研究生活をスタートさせようとしている妹がいると想像してみてください。 彼女にどんなメッセージやアドバイスを送りたいですか。

A. 東京大学にとどまらず、国際プロジェクトや国際学会に積極的に参加し、研鑽を積んでください。英語がリンガフランカであることは否定できないので、戦略的にどうしても必要な場合を除き、研究成果は英語で発表されることをお勧めします!

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